本業も副業も、両方アルバイト扱いなので、
俺の立場は50代底辺フリーターといえる。
本業は、アルバイトだけど、月の休みは7、8日であり、
1日に10時間以上拘束される。
日当だいたい12000円。
ただし、最低限の仮眠時間がもらえるので実働は5、6時間であり。
実働中でも、やることをやって、施設内で何事もなければ、
スマホポチポチしてようが、ipadで漫画描いてようが、絵の練習してようが、
ブログの草稿書いてようが、まあ、OK。
うん、おいしい!
絶対にクビになりたくないので、まじめに仕事したい。
副業のデリバリーは、軽井沢の各御家庭に、
注文された品物をお届けするお仕事。
時々、大量の水を階段を何往復もして運ばなければいけないような
きつめの作業もあるけど、移動は車なので、楽ちんな時は楽ちんである。
暇な時は家に帰って寝ててもいい。(と、研修中に言われた)
まあ、あまり暇な時はないけど。
寧ろ休憩時間が取れないことが多いけど。
休憩時間取れないときは、
申告すれば、その分時給を貰えるので全然文句はない。
そもそも俺は車の運転は何時間やっても大して疲労を感じないタチで、
毎月軽井沢から東京へ、片道5時間かけて(オール下道)
剣術居合の稽古に行ったり
片道2時間の松本市まで杖術の稽古に行ったりしているけど、
全く苦にならない。
ぶっちゃけ、車の運転中は全部趣味の休憩時間ともいえる。
そして、この仕事のいいところは、
基本、お届けして感謝しかされないことであり、
足を怪我した人や、不便な山奥に住んでいる人、
高齢で買い物が大変な人など、
こんなはみ出し者の敗北者である俺ごときが、
世間様のお役に立てている実感があって嬉しい。
東京の多摩、稲城で郵便局やヤマトでバイトしていた時にも思ったんだけど
こういった仕事をしていると、ただの生活の背景だった町が
ちゃんと人が生きている場所であることを実感できて、
ちょっと好きになれるのもいい。
正直、俺は、高校を卒業し、北海道のゲーム会社に勤めていたころ
20代の殆どをすごした札幌に思い入れがあり、
軽井沢出身の母と違って、この町に思い入れは全くなかった。
佐久市のチーズ工場で働いていた時も、半導体工場で働いていた時も、
ただ、帰って寝る場所だった。
飲食店が基本的にクソ高いので、
休みの日でもわざわざ佐久市でメシを食ってましたし。
でも、この仕事をはじめて、だんだん軽井沢が好きになってきた。
同時に、この町が、どうしようもない格差の縮図であることも見えてきた。
祖母存命中の子供のころの夏休みに、なんども軽井沢に来ていたのだけど、
スネ夫の自慢話などに出てくるキラキラした軽井沢のイメージと、
何の変哲もないただの田舎である「ばーちゃんち」のギャップに
首をかしげていた
ばーちゃんちは、中軽井沢。庶民エリアである。
当時はハルニラテラスもなく、
改築前の中軽井沢駅は、クッソこ汚い、田舎の駅だった。
配達でさまざまな別荘エリアに入ることになってわかった。
軽井沢では、庶民が住むエリアと、別荘地が、かなり明確に区別されており、
庶民である原住民と、天竜人である別荘族は、
ツルヤ軽井沢店(大型スーパー)の中でしか
逢わないようになっているのだ・・・
千ヶ滝やレイクタウンなどの別荘地、この辺が、イメージ通りの軽井沢である。
基本的に国道から外れているので、入ろうと思わなければ入らないし、
関係者以外立ち入り禁止の場所もある。
猿や鹿や熊は自由に出入りしているというのに・・・
漫画家の皆さんで、別荘地の取材をしたい場合は
間違っても中軽井沢や追分を取材しないように・・・
軽井沢では、駅チカの方が貧乏人居住区、と覚えておこう。
別荘族は1時間に一本しか来ない、しなの鉄道なんか利用しないし・・・
そのくせ運賃は高いんだよなあ・・・
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